頚椎症性神経根症

加齢による症状
頚椎症性神経根症

変形性頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアで、神経根が圧迫される症状のことを示しています。神経根は脊髄から両側に神経が出ている根元部分を意味し、神経根が圧迫されると、腕や手指に痛みやしびれ、知覚低下や筋力低下が生じます。神経根症の場合は、通常は片側の上肢に前述の症状が現れ、下肢には神経症状が現れないと言われています。一方で、頚髄症の場合は両側上肢にも下肢にも症状が出やすいです。神経根症は重量物を持ったり、運動などをきっかけにして20代でも生じることがありますが、多くは安静や内服薬で症状が軽減するとも言われています。